2026/1/9

インバウンド対応に対する飲食店経営者の本音

大阪のラーメン店で通常の商品とは異なる商品をインバウンドのお客様に作り、そのラーメンを倍価格で販売をしたことで、お店とインバウンドのお客様との間でトラブルになったとの報道がされていました。

その少し前には、僕の大好きな富士そばでも、インバウンドのお客様に対してランチタイム利用を控えて欲しいとの要望があったという報道もありました。 

富士そばの要望もラーメン店の二重価格に対しても、メディアの報道は、あたかも店側に非があるような見解の報道であり、わざと恣意的にミスリードしている気がします。(これは観光地や東京の某所とは別の問題です)
インバウンドへの差別だという方もいたようですが、お店側の本音は、

「できたらそんな事はしたくない!」

でもそうせざるを得ないという事情が隠れているのではないでしょうか。   

少し話しはずれますが、ランチタイムに赴いたC&C有楽町店で目にした光景です。
(僕はC&Cのカレーが学生時代から大好きで、週3回のヘビーユーザーです)
ランチタイムなので店内は大混雑状態、3台の自動販売機前には数人の列もできていました。
カウンターでカレーを受け取り着席すると、僕の横席には4人のインバウンドグループが陣取りカレをー食べていました。(当たり前か、カレーのお店だもんね、ラーメン食べてたらびっくらしちゃう)
僕は着席後10分もしないまま、大好きなとんかつ&トッピング野菜のカレーを平らげます。
ふと横の席に目を向けると、インバウンドグループは楽しそうな会話を楽しみながら、まだカレーは半分近くも残っています。
僕はそこで席を立ちました。

アバウトですが仮にカレー単価1000円で少し長めに提供時間5分、食事10分で考えると1時間でその席には4人が座ることとなります。
ということは1時間当たりの1席は4回転、売上は4,000円ですね。
それが4席だと12,000円です。
このインバウンドグループは短く見積っても30分以上は席を占有してます。
そうすると15分オーバーしているので、15分×4人数分の機会損失がでるわけですね。
ラーメン店も富士そばも、決して客単価は高くなく、ピーク時の回転が勝負、売れるときに売り切るが鉄則です。
飲食店のピーク時間は限られており、このピークの機会損失はとてつもなく大きい。
そしてすぐにはいれると思っていたお客様達もたくさんいるわけで、せっかく来たのに、「この店は時間内では食事ができないかもしれない」という悪いイメージが植え付けられてしまうと、ピークタイムの客数減少にもなりかねません。
このインバウンド対応は店にとってボディーブローのように効いてきます。

アメリカでは飲食店経営をペニービジネスと言われていた時代もありました。
ペニーとは1セントよりも安い硬貨で、この安い硬貨の積み重ねが飲食店にとって大切だということです。
それだけ利益を出すことは難しい・・・

さすがにインバウンドお断りは難しいとは思いますがピークタイムに限り、店の事情を説明し、納得してもらうしかないと思っています。
でも最近は日本人も、スマホやPCなどで着席時間が時間長くなってるよな・・・